凍った脳みそ / 書籍 [Gotch]

「そんなことは業者に任せ、その時間で音楽を作ってくれ」この本を読んだファンはそう思うであろう。
しかし心配は無用。この迂回、屈曲こそが音楽の、いやそれのみならず文学の、いやそれのみならず人生の本然なのである。
――町田康氏

アジカン・ゴッチの音楽スタジオ「コールド・ブレイン・スタジオ」。
その空間で日夜起こる、脳みそが凍るほどに理不尽でおかしな出来事と事件。

様々な青年的な葛藤を経て、経て、経て、皮を剥いてヘタを取って、
中から出てきた中年男性を鍋に入れて煮、冷蔵庫で粗熱を取ってから冷凍し、
しばらくしてから取り出して皿に盛り付けたのがコールド・ブレイン・スタジオであり、本書である。
とか言うと、わけがわからないかもしれない。
が、この本はれっきとした音楽書であり、スタジオ作りにまつわる冒険譚でもある。
とかなんとか言いながら、俺は今日もまたスタジオの音響について悩んでいる。
――「あとがき」より

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2018.10.19 ON SALE
価格 : 1,650円(税込)
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